アンパンマンのマーチ「みんなの夢守るため」

あんぱんまん

アンパンマンについて、今回が最終回です。

 
 
前回に続いてアンパンマンのマーチについて…。
 
アンパンマンの産みの親であり、アンパンマンのマーチを作詞した
 
「やなせたかし」さんには、弟がいました。
 
 
小さい頃から
 
「弟さんはお母さん似でハンサムで快活なのに、
 
お兄さんはお父さん似でおとなしいけど器量が悪いのね」
 
と何度となく言われ、
 
長じてからも弟はイケメン柔道二段スポーツマンで性格も良く、
 
京都帝国大学に進学するほどの出来のよさ。
 
一方自分は不器量で暗くてシャイでコンプレックスの強い性格になった、
 
そうです。(本人談)
 
 
やなせさんは、22才の時に徴兵されて日中戦争に行きます。
 
その戦争中の飢餓体験からアンパンマンが生まれたと前々回に
 
書きました。
 
 
その4年後、日本は敗戦を迎え、やなせさんも復員して来るのですが、
 
やなせさんを待っていたのは、弟さんの訃報でした。
 
 
弟さんは自ら志願して特攻隊員となり、敵に突っ込み
 
22才の若さで帰らぬ人となってしまいました。
 
 
アンパンマンのマーチは、その弟さんを思って書いた歌とも
 
言われています。
 
 
そう思って、もう一度聞くと、全く違った歌に聞こえて来ます。
 
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そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて

なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!

今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

 
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だから 君は いくんだ
ほほえんで
 
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ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
 
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だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
 
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特攻隊で飛んでいく人を想像しながらこの歌を聴くと
 
思わず涙がこぼれてきます。
 
やなせさんの弟さんだけでなく多くの人が
 
残された人の夢と希望を守る為に飛び立ち、
 
帰らぬ人となりました。
 
 
ところが、日本は敗戦となり、
 
今度は、経済成長を、と夢と希望を持って頑張ってきた
 
結果が今の日本ですが、生きる喜びを持っている人が
 
どれだけあるだろうと考えると、
 
戦争で失われた命は、本当に何のためだったんだろうと
 
思ってしまいます。
 
 
人間に生まれてよかったという喜びを知ってはじめて
 
命の素晴らしさ、尊さが分かります。
 
 
その目的を早く知ってもらいたいと
 
アンパンマンのマーチも訴えかけているようですね☆

 

 

(画像:アンパンマン公式ページより)